『おもいでエマノン』購入

『おもいでエマノン梶尾真治鶴田謙二を読んだ。梶尾は私が熱心なSF読みではなくなった後にデビューしたので、原作は未読。「COMIC-リュウ」で何話か読んだことがあった。これはとても恥ずかしいSFでもある。なんていうか、若者の妄想がつまったみたいな。永遠の美しい少女との出会い。厨二病よりももう少し後で罹患する病のようでもある。

だが、そういった厨テーマが美しい絵とたくみなストーリーによって、すばらしい物語に昇華している。いやあ、なんといっても女性が魅力的。って、たぶん私の好みってだけかな。大昔に山ほどいたと思った彼女たちはいったいどこへ行ってしまったというのだろう。道ばたを暴走している自転車乗りのおばさんが、その慣れの果てだとでもいうのか? 

7.5(サッカー式採点法による。10点満点。5.5〜6.0が平均)。

おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)

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