彼女は戦争妖精【ウォーライク】(1)を読んだ

嬉野秋彦の『彼女は戦争妖精【ウォーライク】』(1)を読んだ。うーん、『灼眼のシャナ』に『ローゼンメイデン』でも足したような世界観にうんざり。また、主人公を強化する手順が、10歳の幼女(に見える妖精?)とのキスで受け渡される彼女の血とかっていう厨設定に頭をかかえる。幼女が武器に変わるっていう流行の設定に失笑。クラスメイトの女の子が訪れた時に、あわてたとは言え、幼女の閉じこめ方(ガムテープでぐるぐる巻きに猿ぐつわ)に思いっきりひいた。つきあう気もまったくないクラスメイトを自宅に上げて、手料理を振る舞うってのも、本気で人とのつきあいから身を引いているつもりだったらありえない話だろう。

本来、読んでもここでは紹介しない小説って多いんだけれど、自分の備忘録として二度と間違って購入しないように書いておく。まあ、私の嗜好ではないってだけの話で、文章とかはこなれていて読みやすい。ただ、内容は薄い何番煎じかで、二度と読みたくない作家だ。

4.5

彼女は戦争妖精 1 (ファミ通文庫)

彼女は戦争妖精 1 (ファミ通文庫)