読書
今は夏期休暇だが、紅の勇者オナー・ハリントンシリーズ既刊分、8巻16冊を読みふけった。ほとんどアニメも見ていない。例年夏期休暇中は、長編を読みまくることが多いのだ(守り人シリーズとかね)。英国の帆船時代の戦いを描いたようなSFシリーズ。おもしろ…
昨日購入してあっという間に読み終えてしまったが……、正直言って、目当ての中編はかなり残念なできだった。柴崎と手塚の行く末という点では、無事解決しているが、敵があまりにも矮小すぎる。ストーカーってのは一体なんだよ。情報士官ってことであれば、普…
ジーン・ウルフの傑作『新しい太陽の書』シリーズ、『拷問者の影』、『調停者の鉤爪』、『警士の剣』、『独裁者の城塞』を読み終えた。SFファンタジーっていうか、ファンタジーの皮を被ったSFだけれど、楽しく読むことができた。確かに傑作だと思う。ただ、…
福沢裕麒を主人公とした高校入学から始まる新しい『マリア様がみてる』スピンアウト小説。思っていたよりもまじめに書いていて十分楽しめた。私は『マリア様がみてる』もキャラクターではなくストーリーで読んでいるからかもしれない。続刊が出たら普通に買…
ハヤカワ文庫、エリザベス・ベア著、月岡小穂訳、を読んだ。まず、「サイボーグ士官ジェニー・ケイシーシリーズ」というシリーズ名は意図的なミスリードだと思う。普通こういったシリーズ名だと、いにしえのフォンブロワーシリーズのように少年(この場合は…
竹箒で『空の境界』のボーナストラックがコミケ74で出るっていう告知があった。さすがに一般参加して並んでってのは年齢的に勘弁してほしいんで、委託を待つよ……。若人はがんばってください。
いつもの西尾維新だった。全然変わってない。語りが好きなんだよなあ。つまらないギャグとかも。文章が好き。話はミステリーなんだよなあ。普通にかどうかはともかくとして。ネタバレになるから書かないけれど、効果的な使い方もあった。まあ、このシリーズ…
『遠すぎた星』ハヤカワ文庫、ジョン・スコルジー著/内田昌之訳を読んだ。ラストが納得いかない。なぜ、彼はああいった選択をするんだろうか。いや、絶対許し難い。途中まではなかなかおもしろく読んでいたのだけれど、成長のさせ方とかがちょっとなあ。ど…
『老人と宇宙』ハヤカワ文庫、ジョン・スコルジー著/内田昌之訳を読んだ。75歳以上の老人を徴募する軍隊っていうアイデアが秀逸。また、一見合理的(だがよくよく考えるとそんなことはない気がする。少なくとも私は反論できる。ネタバレになるからここには…
ハヤカワ文庫、嶋田洋一訳。うーん、なんといったらいいんだろう。かなり不満が残る話だった。悪くはないんだけれど、いったい作者は何を書きたかったのだろう? 若者の成長とかって話じゃないぞ。これは。裏切りの物語だ。過酷な宇宙ってのは好みなんだが、…
『クジラの彼』で好きになった有川浩だったのだが、決定的にあわなかった。今回も自衛官たちが主人公だというのに。何が違うんだろう。私が変わってしまったんだろうか。自衛官っていうか自衛隊よりの立場を一方的に語るだけのオタクな作家が嫌いとかってん…
いや、それだけなんだけれどね。まだ、読んでもいない。 追記 古典部シリーズ短編『連邦は晴れているか』読了 インタビューはまあなんてことなかった。というか、作家がどう考えて書いたかとかってことに私が興味がないだけだろう。『連邦は晴れているか』は…
買う気もないのにオークションで入札したら、即決されて買うことになったO2 Xda ExecことHTC Universalでだけれど。まあ、かなり安かったし大容量バッテリもついてきたからいいけれど。ただし、HTC Universalにはジョグないしはジョグ風のボタンがないので、…
『空の境界』劇場版に触発されたんだろうね。『月箱』のどっちかのCDに『空の境界』同人誌版の前半部分のテキストが入っていたな。あれもよくPDAで読んでいた。新書版、同人誌版(興味をもって後からオークションで入手)とか入手している。今はやっと、「矛…
『紅 公式ファンブック』購入。なぜ醜悪祭と言われているかというと、紅のシリーズが醜悪祭、上下で終わっていなくて、アニメとかの設定資料の同書にその後日談の短編が掲載されているから。さらに下巻の1/3はアニメの脚本とか設定という小説だけの読者には…
『刀語』第二話 新刀・鈍を読んだが……。あまりにも軽く薄い。まあ、それが作風だが、何も残らない、のも作風だが、うーん、続けて読む気にならんかなあ。七話まで借りちゃったのは失敗だったかも。あまりにも軽くて薄いのでサクサク読めてしまうのだけが取り…
図書館で借りてだけれどね。西尾維新はかなり好きな作家だけれど、読み返すことはあまりない。『刀語』も買おうかなとは思っていたのだけれど、特異な判形に少しおそれをなした(その割には『化物語』は購入して楽しく読んでしまったけれど)ってことでもあ…
誰かのblogで感想を読んで気になっていた在原竹広の『ようこそ無目的室!』を読んだ。高校のとあるなぜ集まっているかわからない部屋にやってくる部員? を中心とした安楽椅子? ミステリー。短編の謎解きがあって、最後にどんでん返しがあるっていう。ラストは…
勢いでバックナンバーを購入した秋山瑞人のSFマガジン掲載の『おれはミサイル』と『海原の用心棒』を読んだ。うーん、どちらもすばらしいね。機械っていうか人工知能部分が人間くさすぎる気もするけれど。人工知能ってこんなに人みたいな思考方法はしないと…
秋山瑞人の新刊をひさしぶりに読んだせいか、単行本未収録の中編を読みたくなって、早川書房でSFマガジンのバックナンバーを注文した。どの号に載っているかは、ファンサイトのWikiで調べることができた。便利な世の中だねえ。ちょっと前までは非常に手間が…
『狼と香辛料』VIIIは読み始めているがのらない。最近は割りとどうでもいい感じ。飽きたかなあ。図書館で借りた『魔術師の夜』上(キャロル・オコンネル)がおもしろい。キャシー・マロリーのシリーズで邦訳されている中では最終作。秋山瑞人の『DRAGON BUST…